韓国旅行へなかなか行けない状況が続いていますが、新大久保でも本場さながらの本格韓国料理を楽しめるお店があります。新大久保のお店は全体的にオールジャンルの料理が置いてあるお店が多いのですが、基本的に美味しいお店はひとつの料理の専門店であることが多いです。新大久保の様々なお店に行ってみましたが、日本人に人気で行列になっているお店は日本人好みの味になっていたり、テレビなどで紹介されたために人気店となっているお店も多いので、今回は東京に住む韓国人がこぞって通う、本格韓国料理屋さんを各ジャンルごとに一番美味しいお店に厳選して紹介していきます。「新大久保には無数にお店があって、どのお店に行けばよいのか分からない」という方も、これを読めば、きっと行きたいお店が見つかります。
※2021年8月最新情報に更新しました
もくじ
チキン
カンホドン678
やはり韓国料理といえばチキン!カンホドンチキンは韓国にもあるお店で、東京に住む韓国人に一番人気なお店です。韓国人の方も「韓国のチキンに一番近い」「いつも混んでるから毎回予約して行ってる」と言っていました。このお店は2階にあるのですが、1階にカンホドンさんのパネルが置いてあるので分かりやすいと思います。人気のメニューは「青唐辛子チキン」「カリカリクリスピーチキン」です。ここのサクサクでジューシーなチキンを食べてしまうと、ケンタッキーのチキンは食べられなくなってしまいます。韓国のチキン屋さんの数は日本全国のコンビニの数より多く、チキンとビール(メクチュ)を組み合わせた「チメク」という造語があるくらい、国民食ともいえる食べ物です。韓国人の方や韓国に長く住んでいた方は、しばらくチキンが食べられないと禁断症状がでるはず。カンホドンチキンはテイクアウトもできるので手軽にチキンを楽しめます!お店で食べきれなくても店員さんへ言えば、残ったチキンを包んで持ち帰らせてくれるのも嬉しい。
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カムジャタン
松屋
カムジャとは豚の背骨肉、またジャガイモのことで、このふたつが入った鍋をカムジャタンといいます。そして新大久保の数ある韓国料理屋さんの中で、一番韓国人に人気で予約がとるのが大変なお店はこちら「松屋」です。牛丼屋さんではありません。ここの一番人気の料理は何といっても「カムジャタン」。人数によって、3,4人なら「大」、2人なら「中」、2人で鍋のシメや他のメニューも楽しみたいなら「小」のサイズを選ぶのをおすすめします。注文すると背骨肉が山盛り入った鍋が運ばれてきます。背骨肉は日本ではあまり見かけることがないので驚く方も多いですが、豚の背骨がぶつ切りにされていて、骨のスキマにあるお肉を食べます。ラーメンやご飯をいれてシメると美味しいスープが最後まで楽しめます。松屋はとにかく直前の予約が難しいので、急にカムジャタンを食べたくなったら比較的予約なしでも入れるカムジャタン専門店「宋家」がおすすめ。こちらはあっさりめで日本人向けにアレンジされたカムジャタンを楽しめます。
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コプチャンチョンゴル(ホルモン鉄鍋)
ジョンノホルモン物語
コプチャンとはホルモンのことです。チョンゴルは鉄鍋という意味です。韓国へ来るまではホルモンって日本だけでしか食べないのかと思っていたのですが、韓国でもかなりポピュラーな料理です。ホルモン鉄鍋と聞くと博多のもつ鍋をイメージしてしまいますが、向こうのホルモン鍋は汁気がほとんど無く、旨辛なソースで煮込まれています。ホルモン以外のメニューもありますが、ここはホルモンの盛り合わせハーフ&ハーフを人数分注文がおすすめです。辛くないホルモンと辛いホルモンが半分ずつでてきます。辛いホルモンもそこまで辛くなく、丁度良い辛さなのですが、食べていくうちに辛さが倍増していくので、辛くないホルモンが箸休めになります。旨辛でぷりっぷりのジューシーなホルモンは最高に美味しく、お酒が進みます。場所もドン・キホーテの一角なので分かりやすいです。こちらも予約して行った方が良い人気店です。
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チュクミ
ホンスチュクミ
辛いもの好きな方に大人気な料理と言えばチュクミではないでしょうか。韓国にはタコ料理が多く、タコの大きさによって呼び方も違います。日本でいうイイダコ、小さめのタコは「チュクミ」。日本でいうテナガタコ、大きめのタコは「ナッチ」といいます。そのチュクミを鉄板で唐辛子とコチュジャンで炒めたのが「チュクミポックン」です。ソウルとプサンでは「ナッチ/チュクミポックン」も違う料理となり、プサンの方は煮込む鍋料理、ソウルの方は鉄板で炒める炒め物に近いです。
チュクミ好きには有名な、ソウル・ホンデの「ホンスチュクミ」が、ついに日本にもオープンしました。それまでチュクミ専門店がおそらく日本に存在しなかったこともあり、店内は韓国人の方で混み合ってます。予約は必須。ホンスチュクミの名物はとびこが沢山のったアルマニチャーハン!プチプチした食感が絶品です。韓国の味を再現したい方は、辛さを中くらいのオリジナル以上へ。アルマニチャーハンを頼む時はとびこを更に追加してください。
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チムタク
鳳雛 チムタク 大久保店 (ボンチュチムタク)
チムタクを知っている方はかなりの韓国通だと思います。チムタクとは慶尚北道の安東地方の郷土料理で、骨付きの鶏肉が醤油ベースの汁にジャガイモやニンジン、タンミョン(太めのはるさめ)と共に煮込まれています。韓国料理の中では珍しく辛くない料理で(注文時に言えば辛くも出来る)しかも醤油ベースなので、韓国に住む日本人には大人気の料理です。日本人でチムタクを知っている人が少ないからか、新大久保でのチムタクの専門店はこの鳳雛 チムタクのみとなります。鳳雛チムタクはソウルでも人気なチムタクのチェーン店となります。
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カルメギサル
ソレカルメギ
こちらもソウルの新村にある人気店のチェーン店です。カルメギサルとは豚の横隔膜近くの赤み肉のことで、脂分も少なくヘルシー。脂分が少ないのにも関わらず、弾力もありジューシーで美味しいです。サムギョプサルの脂が重く感じる方にはおすすめの焼肉となります。カルメギサルは通常の焼肉のように網の上に肉を置いて待つのでは無く、網の上に置いたら、焼きあがるまで絶えずコロコロ転がしながら焼きます。韓国のカルメギサル屋さんでは店員さんが焼いてくれるのですが、新大久保の店舗ではセルフなのでトングで転がしながら焼いてください。焼きあがったら玉ねぎの入った特製ソースか、きな粉をつけて食べます。カルメギサルが日本でも食べられるなんて思ってもいなかったので、しかもソレカルメギが東京にあると知った際には歓喜でした。カルメギサルのお店のおかずとし出てくることもあるマッグクス(ビビン麺のような見た目で辛くない冷麺)もあり、美味しかったです。
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ジャジャンミョン/タンスユク/ちゃんぽん
香港飯店0410
ジャジャンミョン、タンスユク、ちゃんぽんなどといったコリアン中華料理の有名店といえば「香港飯店0410」映画パラサイトでも話題になったジャジャンミョンが食べられます。韓国でも沢山あるチェーン店が大久保にもあるなんて嬉しいですよね。やはりジャジャンミョンと一緒にタンスユクを食べると美味しさが倍増します。コリアン中華のちゃんぽんはかなり辛いので辛いもの好きな方は満足できる味だと思います。
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キムパッ(海苔巻き)
明洞のり巻き
キンパッは海苔巻きのことです。日本だと海苔の巻ものはお寿司屋さんへ行ったときや、恵方巻の日に食べる特別なイメージがあるかと思いますが、キンパッはどちらかというと日本人のおにぎりに近い感じで、小さいころから家でもよく食べる、ポピュラーな軽食です。韓国に住んでいると駅構内や市場へ行ったときなどに小腹が空いたときに食べたりする方も多いと思います。この明洞のり巻きはキンパッの具の種類が豊富でツナのり巻き、プルコギのり巻き、キムチのり巻きが人気です。サイドメニューのプルコギやスンドゥブチゲも全て美味しいのでランチや軽食にオススメです。ここはひとりでも入りやすい雰囲気になっています。ドン・キホーテの通りと新大久保駅前の通りと2店舗ありますが、どちらかというとドン・キホーテの前のお店の方が空いています。
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冷麺/ビビン麺
コサム冷麺専門店
ここも新大久保では一番有名な冷麺の専門店です。夏になると涼しげな冷麺やビビン麺を食べたくなりますよね。ここは韓国では割と定番ですが、冷麺やビビン麺を頼むと炭火焼肉が付いて来ます。冷麺の量も韓国サイズなのでかなり多く、毎回食べ切れませんが、こんなのも韓国っぽくて良いですよね。カンホドンチキンの下の階にあります。
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サムギョプサル
ヨプの王豚塩焼 熟成肉専門店
サムギョプサルはほとんどのお店で出しているのではないかと言うくらい人気なメニューですが、新大久保の中で一番韓国人に好かれているサムギョプサルのお店は「ヨプの王豚塩焼」です。ここのサムギョプサルはかなり肉厚でジューシー。また韓国では普通ですが、日本の韓国料理屋さんだと野菜や付け合わせが別料金のことも多く、お代わりしづらかったりしますが、ここはサンチュなどの付け合わせは食べ放題なので、沢山野菜を摂れてヘルシーです。新大久保に2店舗、新橋に1店舗あります。
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参鶏湯
高麗参鶏湯
韓国は伏日(ポンナル)という夏の中で陰陽五行のバランスが崩れやすい日になると、体のバランスも崩れやすくなると言われています。なので伏日になるとスタミナ料理である参鶏湯を食べる習慣があります。日付は若干違いますが、日本人が夏至に食べるうなぎと同じイメージで、スタミナをつけて暑さを乗り切る料理となります。参鶏湯は鶏まるごと一羽の中にもち米が入っていて、高麗人参でじっくり煮込まれている滋養強壮剤に良い韓国の健康食です。参鶏湯の専門店である「高麗参鶏湯」では本格的で美味しいスープがいただけます。一人前に鶏まるまる一羽入っていて、中にもモチ米が入ってるので、かなり満腹になります。
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カンジャンケジャン
名家
日本人が好きな韓国料理の中でかなり上位に入るのはカンジャンケジャンではないでしょうか。カンジャンケジャンとはワタリガニの醤油漬け。カンジャンケジャンを食べるとご飯が無限に進むことから「ご飯泥棒」と呼ばれています。カンジャンケジャンは日本人に人気な韓国料理なので、オールジャンルの料理が揃うお店にも置いてあったりしますが、生の蟹を使った料理なので、こちらのような専門店で食べることをおすすめします。専門店でないと蟹が新鮮なものでなく、お腹を壊してしまったなんて話もたまに聞きます。ここは新大久保で唯一のカンジャンケジャン専門店で、韓国人にもとても人気なお店なので、結構前から予約をとらないと入れません。
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スンデ
辰家(ヂンカ):旧コリアンスンデ
スンデとは豚の腸詰めのことで、腸の中には豚の血液とチャプチェの麺が入っているため、見た目は黒っぽく味に若干のクセがあります。韓国人には人気ですが、日本人には好き嫌いが分かれる料理となります。レバーが好きな方には好まれる味ではないでしょうか。スンデは韓国の市場でよく食べるメニューで、市場ではスンデに塩やしょうゆ、小エビの塩辛などをつけて食べることが多いですが、初めての方にはスンデクッパというスープだと癖をそこまで感じずに食べられるのでおすすめ。新大久保にある唯一のスンデの専門店「辰家」はスンデ好きには有名なお店となります。スンデにチャレンジしたい方はこちらへどうぞ。
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新大久保でも本格韓国料理を味わえます!
新大久保にはご飯屋さんが数多く存在しますが、実は東京に住む韓国人の方々に本当に人気なお店は限られています。今回紹介したご飯屋さんはよくメディアや広告で取り上げられているお店とは少し違うラインナップだったとは思いますが、韓国人や韓国に長期滞在していた人から絶大な人気を誇るお店です。これ以上混んでも困るので載せるかを最後まで迷いましたが、人気店を包み隠さずお伝えしました。本格韓国料理が好きな方は是非、全制覇してみてください。